年に一回、不用品回収にお願いして粗大ごみを処分します。我が家では必要のなくなった古いタンスを出しました。とても重かったですが、父と弟が出してくれたのです。
私は一緒にセラミックコーティングを施した車に乗って行きました。その時見たのです。とても不審な人を見てしまったのです。なんと粗大ごみを漁っていました。まるで物色するかのように漁っていたのです。
昔はよく見た光景ですが、最近ではあまり見る事はなくなりました。その時思い出したのです。私も子どもの時、両親と一緒にこうやって粗大ごみを漁っていた時がありました。まだ使えるものが捨ててあったからです。それはラジカセでした。
ずっと欲しくても、高からと言ってなかなか買ってもらえなかったのです。そんな時、両親と歩いていたら粗大ごみにラジカセが捨ててあったのです。すぐ父は状態を見ていました。使えそうだったのです。
でも持ち帰る事はできませんでした。やはりいけない事だからです。喉から手が出るほど欲しかったです。でもしてはいけない事はできませんでした。